2017.08.17

Q

独り身で亡くなりました夫の兄弟のことですが、お墓を持たず、お骨をお寺に預けたままになっています。お寺様は供養塔への納骨を勧められます。ですが、なんとなく義兄のことを思うと、寂しそうで、私たちのお墓へ納骨してあげたらと思うのですが、 家族ではないお墓に入ることは可能なのでしょうか?

A

はい。可能です。基本的にお墓の埋葬は、三親等までの姻族、六親等内の血族と、決められている墓地がございます。

この場合は、三親等内の姻族にあたりますので、大丈夫ではあると言えます。但し、墓地にはさまざまな管理規則があり、管理者によっても規則により断られる場合もございます。特に、寺院墓地などで言えば、ご住職の考えひとつで断られることもあります。

 

ちなみに、この様なケースがあります。

以前、お父さまの代で、かわいそうだからと縁のある方をご自分のお墓に埋葬されました。その後、子供さんの代になり、ある日、その縁ある埋葬者の子供さんが現れて、お墓の権利や管理料のこと、清掃管理のことなど、いろいろとお話しがこじれてしまい、最後は弁護士まで出てくる始末で、お父様の優しさからしたことが、後で揉めることになってしまったという悲しいお話があります。

 

そんな理由からか、お寺さんの墓地では家族以外は認めないケースもあります。

いずれにしましても、よく身内でご相談されること、また墓地の管理者にもご相談された方が良いかもしれません。

 

追記:今回のご相談の場合は、お身内のいらっしゃらない独り身ということですので、安心だと思いますよ。

 

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